肩こりについて


放っておくと悪化することもある肩こり
肩こりとは、僧帽筋周辺の筋肉が緊張し、肩から首にかけて重だるさや凝り感があらわれる症状です。
肩こりの症状は、そのままにしておくと凝りの範囲が拡大し、やがて身体の芯から固まったような重い症状へ悪化します。
また、凝りによって血管や神経が圧迫され、痺れや頭痛といった症状を引き起こす場合もあります。

 

肩こりの原因

肩こりになってしまう原因として、ここでは大きく3点を挙げます。

 

原因その1.姿勢の乱れ
肩こりの原因として最もよく聞くのが「姿勢がおかしい」ことではないでしょうか。

 

そもそも姿勢が悪くなる原因に、長時間不自然な姿勢をとり続けていることが考えられます。

 

これはデスクワークの方によく見られる傾向で、仕事に集中していることで姿勢が悪くなっていることに気付かず、そのまま固定されてしまっていた方が多いです。

 

デスクワークに限らず姿勢がおかしいと感じる方は、意識的に正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

 

原因その2.筋肉バランスの乱れ
肩や首の周りには、これらをささえる筋肉があります。
この筋肉は常に負荷がかかっており緊張し続けています。この筋肉の緊張のバランスが乱れてしまうと、血液の循環が悪くなり肩こりなどが発生してしまいます。

 

原因その3.加齢による衰え
40歳を超えた頃から見られる傾向として、背骨にある「椎間板」が硬くなってしまい「頸部脊椎症」という症状を引き起こします。
「椎間板」は人体にとって非常に大切な部分ですので、日頃から適度なストレッチ、正しい姿勢を心がけましょう。

 

こんなことが原因に!?

 


肩こりは血行が悪くなると起こりやすくなるのはご承知の通りですが、実は血行が悪くなるという繋がりで、血圧に異常が見られる場合(低血圧、高血圧や貧血など)にも原因になることがあります。

 

その他にもストレス性の肩こりや、主に顔面を中心とした症状(歯の噛み合わせ、目の疲れなど)を原因とするものが挙げられます。

 

肩こりの仕組み

人間は二足歩行であるために、肩こりを患いやすい性質だと考えられています。

 

それは、頭と両腕の重さを支えるため、肩まわりの筋肉が緊張状態にあるからです。姿勢が悪ければ肩へ掛かる負担も大きく、肩こりを発症しやすい状態に陥ります。

 

特にパソコンの前で同じ姿勢でいる事は、頭部が画面に近づき前屈みになるため、姿勢が悪くなりやすい状態です。

 

前屈みの姿勢は、頭部の重みで背骨の延長線から前方向へのずれを起こし、通常以上の負荷が掛かった重さで「首」「肩」の筋肉が引っ張られてしまいます。

 

そのため肩まわりの筋肉は普段の緊張に加えて更に負担が掛かるため、血行を阻害され、疲労物質を溜めやすくなるのです。

 

さらに、パソコンでの作業は指先を多用しますが、実際には指先を支えている肩の筋肉に負担が掛かり、更に肩こりの症状が起こりやすくなってしまうのです。

 

肩まわりの筋肉は頚部から背骨にかけて「肩甲挙筋」「棘上筋」「三角筋」など大小様々な筋肉で構成されており、互いを支えあうように密接に関係しています。

 

そのため、肩の筋肉のどこかが凝りはじめると、周りの筋肉も緊張し、患部の負担を拡散するメカニズムになっています。

 

これらの筋肉の疲労の度合いによって、肩こりの症状は様々です。中でも、「僧帽筋」は肩から背中にかけて広がる大きな面積を持つ筋肉です。

 

緊張が「僧帽筋」にまで達すると、肩こりの症状は身体の芯から固まった圧迫感を感じる状態まで悪化します。

 

また、筋肉の凝りの範囲や箇所によって、肩こりは「張り感」「重だるさ」以外に「痺れ」「頭痛」といった症状も引き起こします。

 

肩の悲鳴に耳を傾けましょう

 

肩こりが発生する仕組みはご理解いただけたでしょうか。

このように知らずの内に肩に負担をかけ続けることで、肩は悲鳴を上げます。症状を酷くしないためにはこの悲鳴に耳を傾けることが大切です。

 

肩周りに違和感を感じ始めたら、まずは簡単なストレッチなどでも構いません。同じ姿勢を維持しないようにしましょう。

 

生理的湾曲を意識して肩こりを解消

背骨は、横から見ると緩やかな「S」字を描く自然な湾曲になっています。これは「生理的湾曲」と言われ、「S」字の湾曲が綺麗に維持された状態が正しい姿勢とされています。

 

首周辺は、「頚椎」という骨が常に約3kg~4kgの重さのある頭を支えており、負荷がかかり続けている箇所で、疲労が溜まりやすい特徴があります。

 

特にデスクワークなど悪い姿勢(前屈みなど)が癖になると、肩こりに繋がりやすいです。

 

また、肩周辺も肩関節が腕をささえており、肉体労働やスポーツなどで日常的に腕に負担がかかりやすく、こちらも肩こりの原因となります。

 

どちらにも言えることですが、身体のバランスが崩れてしまう=「生理的湾曲」が歪んでしまうことで、肩こりに繋がっています。

 

このため、日頃から「生理的湾曲」のバランスを意識した姿勢を取ることが大事です。

 

これは、肩こりのみならず、腰痛をはじめとした様々な症状にも言えることです。

 

名古屋のすずらん鍼灸接骨院ならではの肩こりの治療方法


肩こりの症状は、筋肉の緊張状態がひどくなるほど様々な弊害をもたらします。特に肩こりが慢性化すると、身体を休めても疲れが抜けきらず、日常生活で大きなストレスとなります。

 

当院では、肩こりの治療において、肩周りの筋肉の緊張をほぐし、凝りによる歪みを整えながら血行改善を促すという通常の施術だけでなく、患者様の生活習慣や肩まわりのクセなどを考慮しながら、患者様にあった施術を行います。

 

例えば「いかり肩」の人と「なで肩」の人では、肩こりの原因となる筋肉が異なります。「いかり肩」の方は肩の位置を常に保とうと、首から肩先にまでかけた「僧帽筋上部繊維」という筋肉が凝りがちです。

 

対して、「なで肩」の方は肩関節が下がってしまうほど「僧帽筋上部繊維」の筋力が低下しているため、頚部から肩甲骨を吊り下げている「肩甲挙筋」を緊張させて肩の位置を維持する傾向があります。

 

そのため、「いかり肩」「なで肩」の人ではそれぞれ肩こり治療によってケアする筋肉の箇所が変わってくるのです。

 

名古屋から全国に展開するすずらん鍼灸接骨院では、患者様の症状を詳しくヒアリングすることで、それぞれの肩こりの原因に最適な施術をします。

 

肩こりのことなら名古屋のすずらん鍼灸接骨院へ

すずらん鍼灸接骨院では、肩こりの治療はもちろん、鍼灸治療・手技療法、その他施術についてのご質問から、患者様個人のケアまで万全です。

全ての店舗に各種専門治療に特化した熟練のスタッフが常時待機しておりますので安心してご来院ください。

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