寒い時期にご用心! その腰痛・・・「冷え」が原因かも!!

働く人であれば、誰しもが何かしらの体の不調を持っています。
 
「平成28年 国民生活基礎調査の概況の中で世帯員の健康状況」によると
 
男性でもっとも多い自覚症状の1位は「腰痛」、2位が「肩こり」となっています。
 
女性では、1位は「肩こり」、2位が「腰痛」、3位が「手足の関節が痛む」となっています。
 
この順位は平成22年から変わっておりません。
 
もはや国民病となっている「肩こり」と「腰痛」です。
 
今回は今の時期に多くなる「腰痛」が起こる原因についてご紹介いたします。
 
 
厚生労働省の「腰痛対策」資料によると、「腰痛」は単一の症状名ではなく、
 
腰の部分に関わる痛みや張りなどの症状の総称とされています。
 
また、「日本整形外科学会」と「腰痛診療ガイドライン策定委員会」監修で発行された
 
『腰痛診療ガイドライン』では、腰痛は原因が特定できる「特異的腰痛」と、
 
はっきり原因が特定できない「非特異的腰痛」の2種類があると記載されています。
 
少し前(腰痛診療ガイドライン2012では)までは「下肢症状を伴わない腰痛の場合、
その85%では病理解剖学的な診断を正確に行うことは困難である」と記載されており、
これにより「ほとんどの腰痛は原因不明」という印象が広まりました。
 
しかし、近年(2019年5月)に発行された「腰痛診療ガイドライン」の改訂第2版では「75%以上で診断が可能」と記載されています。
 
検査機器(MRIなど)発達や丁寧な検査、診察により(椎間関節性22%、筋・筋膜性18%、椎間板性13%、狭窄症11%、椎間板ヘルニア7%、仙腸関節性6%等)原因部位が特定でき、原因不明(非特異的腰痛)は2割弱に過ぎないとのことです。
 
では、原因不明とされる非特異的腰痛の原因はなんでしょうか?
 
東洋医学的に腰は「腎の府」といわれ、腰痛には腎が関係しています。
 
腎臓は、背中側の腰のやや上部に左右1つずつあります。健康な腎臓はソラマメのような形をしており、握りこぶしほどの大きさで、重さは1個150gほどの臓器です。
 
腎臓の中には血液の濾過機能があり、心臓から送り出されてきた血液を濾過します。
 
そして東洋医学では腰痛の原因の一つとして「寒邪」があります。
 
「寒邪」とは「冷え」の事を表し、影響を受けやすいのは臓器は腎と膀胱になります。
 
心臓から出たばかりの血液は熱を持っています。
 
全身をめぐる血液も心臓から離れた位置にある足に届く頃には外気の影響で冷たくなってしまいます。
 
足の先端から心臓に戻る際に腎臓を通りますが、この時に腎臓を冷やしてしまいます。
 
冷えた腎臓は周りの臓器も含め血管や筋肉、神経に影響を与え筋肉の縮こまりや引きつりなどを起こします。
 
この冷えて硬くなった腰の筋肉を動かすことにより、負荷が掛かりより強く縮こまりや引きつりが起こります。
 
これが「なぜ筋肉が痛くなるのか」の原因の一つになります。
 
動作からの痛みではなく、内臓が冷えることによって発生する痛みになります。
 
「寒邪」が強くなる季節が続きます。
 
身体を冷やさないようお気を付けください。
 
 
 
 
すずらん鍼灸接骨院グループでは、西洋医学的と東洋医学的な視点から腰痛の治療を行っております。
 
中々、腰痛が改善されないのは関節的、筋肉的、東洋医学的など複数の原因が重なっているかもしれません
 
腰痛でお困りの方がみえましたら、すずらんの治療を一度お試しください。
すずらん鍼灸接骨院 若尾

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