夏にたまった疲労、10月に顔を見せるかも?!
投稿日: 2024年10月17日

夏の暑さが過ぎ、秋も深まる10月になると、身体のだるさや疲れやすさなどの不調を感じる方は少なくありません。最近では「秋バテ」と呼ばれることもあります。
秋バテとは

秋バテとは、夏から秋へかけた季節の変わり目に、体調を崩す状態を指します。夏の間にたまった疲れや自律神経の乱れが原因となり、気温の変化に身体がうまく適応できなくなります。
特に、冷房の使用や水分の摂りすぎ、冷たい食べ物の過剰摂取などは、秋バテを引き起こしやすいとされています。年齢や体質に関係なく誰でも発症する可能性があり、夏の疲れが長引く形であらわれることが特徴です。
どのような症状があらわれる?
主な症状には、倦怠感や食欲不振、頭痛、肩こり、めまいなどが挙げられます。夏の間に蓄積された疲労が解消されないまま季節の変わり目で自律神経が乱れ、全身にだるさを感じることが多いです。
また、夜中に何度も目が覚めたり日中に眠気が強くなったりするなど、睡眠の質が低下することもあります。
さらに、消化器系にも影響を与えることがあり、胃腸の不調や食欲の減退があらわれることもあります。
不調の原因
主な原因は、自律神経の乱れです。自律神経には、身体を活発にする交感神経とリラックスさせる副交感神経があり、体温を調節する働きも担っています。
10月に入ると朝晩は涼しくなりますが、日中はまだ汗ばむ日もあり、寒暖差が大きいです。身体が気温や気圧の変化に適応するために交感神経が優位の状態が続くと、自律神経のバランスが乱れて不調があらわれやすくなります。
また、夏の生活習慣が関係して不調を招く場合もあります。例えば、夏に冷たい飲食物を摂りすぎて胃腸が冷えてしまうと、秋に入って消化機能が低下しやすくなります。
不調を和らげる対策

少しでも不調を感じたら、まずは日常生活を見直すことが大切です。今すぐ始められる対策をご紹介します。
◆規則正しい生活を送る
十分な睡眠時間を確保し、毎日一定の時間に起床するなど規則正しい生活を送ることで、自律神経が整いやすくなります。
◆バランスの良い食事をとる
身体を温める食べ物や疲労回復につながる栄養を摂取することがおすすめです。
◆適度な運動を行う
適度な運動は自律神経を整え、質の良い睡眠にもつながります。
◆お風呂に浸かる
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、リラックス効果を得ることができます。
自律神経の乱れには鍼治療もおすすめ!

鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え、不調を緩和する効果が期待できます。なんとなく身体がだるい、疲れやすいなどの症状があれば、お気軽に当院へご相談ください。
一人でも多くの方が健康で快適な生活が送れるよう、当院のスタッフがサポートいたします。












